Carpe Diem (カーペ・ディエム)

年中の男の子と、まもなく1歳になる女の子がいます。育児をメインに、感じたこと考えたことを記します。

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先代に受けた感謝を、次の世代へ返す

「一時帰国中のRちゃんに再会」のつづきです。
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世界でも稀有な大都会;東京で育ったRちゃん。
彼女が海外に暮らし始めたことで 初めて、帰国子女特有の、帰国後の葛藤(高校の頃はこれを「逆カルチャーショック」って呼んでましたが、一般的なことばじゃないよね?・・・ていうか帰国後のほうがむしろ苦しむことがそもそも知られていない・・・?)
を共有してもらえたように感じた。
そして今とこれからのRちゃんの、「想い」を私が理解し、共感し、励ましていけるだろうことで、私の苦労が役に立つときがきたようで嬉しい。

身寄りもなく、心細い環境の中で、なんのためらいもなく、暖かく親切にしてくれる人に出会い、深い恩を感じる経験を 共有できたことも嬉しい。



今の彼女は異国で、
そして私は帰国後の日本で、
家族も親戚も、親しい友人もいない生活をおくった。
その中で助けてくださった、世代もまったく異なる「他人」。


「世話になった人に、どうにかしてお礼を、とおもったが、

『私たちが あなたたち若い人の面倒を見るのは、当たり前。
ありがたいと思ってくれるなら、その感謝を
今度はあなたの次の世代に渡すことで お返ししてください』


と、何も受け取ってはいただけなかった」

この高校時代の私の話をききながら、Rちゃんは泣いていた。
ただひとり降り立った、英語すら通じない地での、彼女の苦労と、感謝の大きさがうかがい知れる。

「次の世代に返す・・・今度はそれを体現していかなきゃね

つぶやくような彼女の声・言葉が、ずしりと腹に響いた。



そう。私はまだ返していない。

お礼を受けとっていただけなかった欲求不満が、私の中で、「やり残してきたこと」として残り、ふくらみ、それからの人生の「宿題」となって、くっついてきている。

*Comment

 

どうもRです(笑).あの日の出来事をマロンさんの視点から改めて書いていただいて,興味深く,何よりしみじみと読ませていただきました.どうもありがとう!

一緒に居た時にも話しましたが,海外にいると比較対象があるせいか日本のよい所も悪い所も何倍にも感じられるし,常にどちらの国の側につくか/つかないか選択を迫られたり,どっちつかずの周辺的な存在になるとおもうんです.その中で折り合いをつけたり自己主張していかないといけないので,いろんな意味で緊張を強いられるし,考えを強くもたざるを得ない.それはいい事でもありますが,疲れる上にまったく孤独な作業でもあり,そんな環境下で目の前で純粋な善意でもって関わってくれる人たちの存在が大きな意味を持つとおもいます.

それから海外というのはある種,自分にとっては特別な場なので,人に親切にするというのはある種やりやすいのですが,これが日常的な場でどれだけできるか,そこがやはり勝負所かなとおもいます.日常的というのは,知らない人たちから身近な家族も含んでいて,自然に素直に人にやさしくなれたなら,本物かなと感じます.

自分が今後どこまでそうなれるかわからないけれど,海外にいて折角こころを柔かくしてもらったので,日本の日常でも継続してみたいですね.今回の一時帰国はそのためのレッスン,という気もしています.お互い,この「宿題」と長い目で関わり合っていけたらいいですね.時々,確認しあいながらね.そんな貴重な友人として,今後もよろしくお願いします!
  • posted by R 
  • URL 
  • 2008.03/29 02:47分 
  • [Edit]

Rちゃんへ 

Rちゃんコメントありがとう!
「どっちつかずの周辺的存在」!うまく表現なさいますね。それだけ言語化できてれば鬱々とした感情に飲み込まれることはなさそう。

私のときは自己同一性を確立すべく模索している時期でもあったし、深刻に「苦しい」思いばかりが渦巻いていました。
・・・長くなるので、別途、記事としてエントリーしますね。
  • posted by マロン 
  • URL 
  • 2008.04/02 02:48分 
  • [Edit]

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